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音楽歴

小学校1年生のときにピアノがやりたくなり、親にお願いして習わせてもらう。あまり上達しなかったが、中学に入学するまでは習ってた。

その後、中学で「ビデオで学ぶ英会話部」(1ヶ月で退部)、「美術部」(3ヶ月で退部)を渡り歩いた末に吹奏楽部に入部する。入部したのは8月だったが、その時期はもうすでに人気のある楽器はほとんど埋まっており空きのあったトロンボーンに自動的になる。当時はトロンボーンが嫌でたまらなく、高校に入ったら絶対に違う楽器をやると心に決めていた。今思えばトロンボーンって楽しいよな。我ながら愚かである。

高校でも吹奏楽部に入部する。トロンボーンは嫌だったのでトランペットをやることになった。トロンボーンをやっていたせいか、上達は結構早く、結構うまかった気がする。しかし、2年生の5月に退部。退部の理由はたくさんあった。

      ・先輩が嫌いだった(タケノコ)

       ・まあ、色々あったんですよ

まあ、そんな訳で、途中で退部してしまったが別に後悔はしてない。
ローマの祭りの1stを吹いたり、先輩を差し置いてソロを吹いたりと今思えばそれなりに楽しかったな。

 

その後、大学に入学し、管弦楽団に入部する。そこでもトランペットを続けようと思ったが、なんとトランペット希望者が15人もいて、採用は絶望的だった。なので、私はチェロをやりたいと思っていた。とりあえず、不毛な議論から早く抜けたかったので適当に「ファゴットに興味があります」と言ってみた。不毛な議論から抜けてから「チェロがやりたい」と言えばいいと思っていたのだが。そしたら、おもむろにファゴットの先輩が楽器ケースを持ってきて、楽器の組み立て方、持ち方などを教えてきた。そして、一通りのことを教わったら「じゃあ明日また教えるから」と、自動的にファゴットになっていたのであった。今になって思えば、「ファゴット」などという常に人手不足に悩まされるパートの名前を発してしまったらそのパートになるのは当然だが、当時は気付かなかったんだよな。

 

大学の管弦楽団での歩み

先述したとおり、わたしは大学に入ってからファゴットを始めた。はじめは楽観的に考えていましたが実際はかなり厳しいものでした。なんと言っても、中学から楽器を始めた人に比べれば6年も差があるわけですからね。同じ学年にもう一人初心者のファゴットの人がいたのでその人はかなり支えになりましたね。恐い不美人の女の人だったけど。

・最初の演奏会

ヴェルディ 「ナブッコ」序曲 2nd
フォーレ マスクトベルガマスク組曲 降り番
シベリウス 交響曲第2番 降り番

入学して1ヵ月後(ニールセン2番)と半年後(チャイ5)に演奏会がありましたが、その演奏会は降り番でした。まあ当然ですがね。で、その半年後の演奏会がはじめての演奏会です。2年生の春ですね。その時はヴェルディの「ナブッコ序曲」の2ndだけという非常に寂しいのり番でしたね。当時1年生2人、2年生2人の計4人で乗り番をまわしていたので人数的にも1年生は2nd1曲しかのれませんでした。そのときの感想というと、クソつまんなかったですね。ファゴットが目立つところもあまりなく、当時の私はまだファゴットの役割を十分理解していなかったので存在意義も感じていませんでした。ただ数小節だけ一応きこえるところがあったわけです。そこは伸ばしでオーボエソロの伴奏でしたが、そこの音程がどうしても高くなってしまって毎回捕まってました。当時一緒に乗っていた先輩はあまり面倒見がいいほうではなかったので結構苦労をしました。当時は本当にファゴットがつまらなく、部活をやめなかったのが不思議なぐらいです。とにかくつまらなかったので練習も周に1回1時間ぐらいしかしてませんでした。だから余計に上達が遅くなってしまいました。

・うまい後輩の出現

2年生になると後輩が入ってきます。またどっかのパートからあぶれた人がくるんだろうなー、と思っていたらなんと中学からファゴットをやっていたすごいやつが入ってきました。しかも彼は音楽の才能がすごく、ピアノもものすごくうまく、オーケストラのCDをきいただけでそれをピアノで演奏できちゃうようなやつです。音程も完璧でわたしが勝っているところは一つもありませんでした。当時は結構落ち込んで、うまくやっていけるか心配でしたね。

・2度目の演奏会

ロッシーニ 「どろぼうかささぎ」序曲 2nd
ブラームス ハイドンの主題による変奏曲 2nd
ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」 降り番

2度目の演奏会はブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」の2ndとロッシーニの「どろぼうかささぎ」の2ndでした。本当はハイバリの1stがやりたかったんですが、へたくそだからとやらせてもらえませんでした。氏ねって感じですね。当時は演奏以外に選曲に関する委員をやっていましたが、それが非常に苦痛で本気で部活をやめるつもりでいました。というわけで結局その時も1週間に1度しか練習しなかったですね。ちなみに、はハイバリは木管が独立したセクションとしてアンサンブルを形成する事ができて面白かったですね。

・3度目の演奏会

ウェーバー 歌劇「魔弾の射手」序曲 降り番
ベートーベン 交響曲第1番 2nd
ドヴォルザーク 交響曲第8番 1st

これは3年生の春の演奏会です。ドヴォルザークの交響曲第8番の1stとベートーヴェンの交響曲第1番の2ndが乗り番でした。この演奏会で初めて心からファゴットが楽しいと思う事ができましたね。相変わらず音程では苦労しました。やっぱり交響曲は(・∀・)イイ!!

・4度目の演奏会

ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲 降り番
チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」 1st
ブラームス 交響曲第4番 2nd

3年生の秋の演奏会です。うちの部活では3年生がメインの大として活動しているので実質これがメインの最後の演奏会です。のり番はブラームスの交響曲第4番の2nd、チャイコフスキーの幻想序曲「ロメオとジュリエット」の1stでした。ブラームスは木管大活躍ですごく面白かったです。ロメジュリも冒頭キツイは、ソロはあるはで結構苦労しましたがかなり楽しめました。ちなみに、演奏会の1ヶ月前に楽器を購入しました。ドッペルロアのクソ安いやつですが、詳しい事はまた別項で。私にとって、自分のお金をはたいてまでファゴットを買うほどファゴットが好きになれたのが大変嬉しく思います。

・5度目の演奏会

スメタナ ヴィシェフラド 1st
スメタナ モルダウ 降り番
スメタナ シャールカ 降り番
スメタナ ボヘミアの森と草原 降り番
スメタナ ターボル 2nd
スメタナ ブラニーク 2nd

4年生の春の演奏会です。一応4年なんで、人数がたりないところのオマケみたいな感じで出ました。のり番はスメタナの連作交響詩「わが祖国」より、ヴィシェフラドの1st、ターボル、ブラニークの2ndでしたね。まあそこそこ楽しかった。

で、今は大学のオケも一区切りついて、楽器を吹くところを探しています。一応市民オケを狙ってますので、院試などがおわって一区切りついたら始めてみようと思ってます。

ファゴットってなあに?

ファゴット吹きの宿命です。

A「何かサークルとかやってるんですか?」

俺「オーケストラやってるんですよ」

A「へぇー、楽器は何やってるんですか?」

俺「ファゴットを吹いています」

A「なにそれ?」

俺「ええと、オーケストラでは普段よく使われてるんですけど、木で出来た木管楽器です。で、結構大きめで、音域は低音を出しますね。チェロと同じような感じの音域です。オーケストラでは、ソロや、メロディのほかに、伴奏やハーモニーを作ったりと、色々な役割があって、結構重要なんですよ」

A「ふーん」

 

というやり取りを何度経験したことか。

で、最近はこう答えるようにしています。

「まあ、でかい笛みたいなもんです」