初めての一人旅の巻

8月30日(初日)

アクシデント(8月29日の研究報告参照)が発生したため、青春18切符を使って各駅停車の旅を見直さなければならなくなってしまいましたね。
で、導いた結論。

贅沢をする

そう、貧乏旅行が無理なら、逆に今回は贅沢をしてやる!って企画で行くことにしました。
というわけで、なんと行きは、東北新幹線を使ってしまいました。いやー、リッチですねー。自由席だけど。

というわけで、朝の5時に家を出発する必要がなくなりましたので9時半ごろ余裕ぶっこいて家をゆっくり出ます。
東海道線から座れていい感じ。
BGMはベートーベン3番「英雄」で決まり。
そして、何事もなく東京駅に到着です。
そして、何年ぶりかに新幹線のホームに行きます。
やまびこで行くんですが、いやー、びっくりしましたね、最近の新幹線はこういうやつじゃないんですね。
なんかかっこいい!
夏の旅行シーズンも外れてるので、自由席でも余裕で座れます。
途中、大宮で隣に乗った人がいたんですけど、その人なんと宇都宮で降りました。
信じられませんね。こんな短距離で新幹線を使うなんて!
東京から小田原まで行くより近いですよ。
そして、念願の
O-bentoを車内販売で買って食いました。
・・・。
思ったほどうまくないな。別にまずくもないけど。まー、ふつー。
そんな感じであっという間に古川に到着。
新幹線の中でのBGMはグラズノフの3番とブラームスの4番だ。
ブラ4の方が2億倍いい曲だと思った。
さすが新幹線、早いぞ!
古川で陸羽東線という電車に乗換えだ。
この電車、いなかの電車の割にはかなりきれい。
←変でしょ
単線でディーゼルだけど。
電車に40分ぐらい乗ったらついに目的地、鳴子御殿湯に到着。
当初の予定では5時に家を出て3時半に付く予定だったのに、新幹線のせいで9時半に家を出て2時半についてしまった。

駅に着いて5分ぐらい歩くと、目的地の旅館大沼に到着。
ネット予約で500円引きなので、1泊2食付で8300円で温泉にも入れるという非常にリーズナブルな旅館だ。
番組をごらんのお父さん方も、家族サービスにいかがでしょうか?
旅館に着くと女将が丁寧に挨拶をしてくれ、抹茶とお菓子でおもてなしをしてくれた。
一人旅の学生にも変わりなくサービスをしてくれる女将にしばし感激。
抹茶は凄くおいしかった。
そして、女中さんが部屋に案内してくれた。

一番安い部屋だけど、一人旅なら十分。
テレビも冷蔵庫もあるし、鍵もかかるし。
ちゃんとお茶とお菓子も用意してあった。
そして、着いたらすぐにこの旅館の目玉である貸しきり露天風呂へ。
  
旅館の社長が車で1分ぐらいのところまで送ってくれます。
1団体30分間で貸しきれます。もちろん、一人でも平気です。
で、露天風呂に到着。
私と入れ違いに、若いカップルが出てきました。
彼らのカウパー氏腺液バルトリン氏腺液が若干量混ざってると思うとむかつきましたがこの際考えないようにします。
私もいつか彼らの側に回りたいものです。

掛け流しですしね。
私を送ると旅館の人はいったん旅館に戻ってしまうので本当に一人だけです。
貸しきり露天風呂とはいいですね!
非常にのんびりできるし。
30分なんてあっという間です。
飛び込みもできたし。
非常にいい気分で露天風呂の巻終了。
30分経ったらまた車で迎えに来てもらいます。
今度は車に中年夫婦が乗っていましたが、あまり想像したくないですね。

で、部屋に戻って少しのんびり休んだら夜ご飯です。
この旅館は基本的に部屋食なので、部屋まで運んでくれます。

値段考えれば十分でしょう。
普通にうまかった。
牛肉はちゃんと和牛を使用していた模様でうまい。(私の味覚による判断)
うなぎが輸入物だったのがちょっと残念(私の味覚による判断)
マグロはミナミマグロと思われ、かなりうまかった(私の味覚による判断)
お米は、さすがまわり田んぼだらけなだけあってかなりうまかった。
というわけで、夕食も満足して終了。
夕食後は女中さんが布団を敷いてくれた。

それから温泉にたくさん入った。
この旅館にはお風呂が全部で8つもあるので、温泉好きにはたまらない。
しかも、そのうち6個が貸切できるというのがうれしい。
まずは蒸し風呂に行ってみたが、ぬるいサウナといった感じ。
ハーブの香りが漂っててなかなかよい感じだ。

次は露天風呂。
小さいけど一人なのでのんびりできる。
ここはシャワーがついてなかったので、他のお風呂で性器と肛門をよく洗ってから入った方がいいだろう。
そして、一番大きい
混浴の大浴場。
ここは貸切ではないが、一番大きいので気持ちいい。
幸いずっと私一人でほかの人は入ってこなかったのでのんびりできた。
広くて一人なので、
クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライと一人個人メドレーをやってみた。
ちょっとそこの人、私が泳げると知って驚かないように。
なんだかんだ言ってその日は全部で5回も温泉に入ってしまった。
基本的に部屋では暇なのでテレビ見るか温泉入るしかやることがなく、なかなかのんびりできてよかったですよ。
テレビを見てると、宮城県なだけあって、ローカルな話題が多い。
思わず、仙台が日本の首都であるかのような錯覚を覚えてしまう。

こんな感じで1日目は終了。
一人なので電気をつけたまま寝ます。
そして眠りについていたんですが、夜中に突然
金縛りにあいました。
一人、古い旅館ということもあってなかなか怖かったですね。
しかも立て続けに4回ぐらい金縛りにあって最悪。
体中が痛くて死ぬかと思った。

8月31日(二日目)

そんなわけで、あまりよく眠れないで二日目を迎えました。
私は温泉では朝風呂に入る主義ですので、6時に起きて温泉に入ります。
寝起きの温泉は気持ちいい!
今回も混浴の風呂に入ったけど誰にも会わずにすんだ。よかった。
結局一度も風呂で他人には会わなかったな。
宿泊者はそれなりにたくさん居たようだがお風呂がたくさんあるので分散してしまうんだろう。

そして、朝ごはん。
朝ごはんは部屋食ではなく、いくつかの部屋に分かれるようだ。
私が呼ばれたのは宴会場で、一人旅の人がほかに2人居た。
おじさんと、若い女の人だ。お風呂で会わなくて残念だったよかった。

朝ごはんを食べたらチェックアウト。
当初の予定では鳴子峡を散策する予定だったが、雨が降ってしまったので予定を変更して松島を観光することにした。
電車で仙台まで行こうと思ったけど、旅館の人が仙台行きのバスが出てることを教えてくれたのでそっちで行くことに。
その方が安いし早いのだ。
私は思わず宮城交通のファンになってしまった。
仙台に着いたら仙石線で松島海岸へ。
台風の影響で松島海岸駅より先は不通になっていたが、ギリギリ松島海岸駅まではいけるようだ。
で、松島に到着。
松島についた頃には雨もやんでいてなかなかいい感じだ。
高潮で電車が止まってるというのに遊覧船はやっていたので1400円も出してのることにした。
私は普段海に行くことなどないので海を見るとついワクワクしてしまう。
松島湾は台風というのが信じられないぐらいでまるで湖のようだ。
デッキに立つとカモメが追いかけてきて面白い。


この遊覧船ではカッパえびせん(小)をカモメの餌と称して100円という法外な値段で客に売りつけているようだ。
陸から離れるにつれて波も高くなってよくゆれて面白い。
一番外洋側に行ったときはデッキに立つことも許されず、まるで今は亡き横浜ドリームランドにあったアトラクション、パイレーツに乗っているようだった。
すごくゆれて面白い。
しかし、波が高いのでコースを変更してしまったようだ。
もっと外洋に行けばよかったのに。
50分程度の遊覧はなかなか面白かった。

遊覧船から降りると、私は観光客に同化して変な寺に行ってみた。
そしてら、↓こんな人を馬鹿にしたような看板がかかっていた。

私は、これを見て、こんな生臭ボウズは腹を切って死ぬべきだと思った。
当然私はここを素通りした。
その後、福浦島という島にかかる橋があるので行ってみたら通行料200円とか書いてあった。
あんな橋は崩れ落ちてしまえばいいのに。
しばらく歩くと、松島さかな市場という非常に楽しそうな施設を発見した。


私が何のためらいもなく入場をすると、非常に楽しい!
気仙沼のマグロ漁船のマグロも食えるようだ。
私は少々躊躇したが、3色ミニ丼セット(1575円)とサヨリの開き(350円)、アラ汁(150円)を食べることにした。

 

うまい。

かなりのうまさだ。どれも味、鮮度、品質においてかなりレベルが高い。
ミナミマグロはかなりのうまさ。
そこらへんのしょぼいマグロとは格が違うな。
気仙沼は三崎より偉いと認定しよう。
そして、私が一番感動したのがアラ汁だ。
マグロのアラが大量に入っているが、出汁がうますぎるし、アラ自体もうますぎる。
正直、150円は安すぎる。
マグロのアラは、血合いのほかに、軟骨も入っていて軟骨の周りにはマグロの脂がたくさんついてたが、それでいてしつこくなく、かなりのうまさ。
大トロの刺身30切れ分のドコサヘキサ塩酸を摂取。
これでかなり頭がよくなったはずだ。
毎日このアラ汁を食べれば国立の医学部医学科の合格だって夢じゃない!

かなり満足して昼飯を食い終わり、しばし松島さかな市場を見学。
観光客相手の店にしてはなかなか良心的な値段設定のものが多い。
ものすごく欲しいものがたくさんあったけど、かさばるし重いし腐りそうなので何も買わなかった。
多分本能のままに買い物をしたらいくら金があっても足りないだろう。

その後、私は勇気を振り絞って800円もの大金をはたいて松島オルゴール博物館に入場した。
中に入ると、おねえさんが案内をしてくれ、目の前でオルゴールを鳴らして解説してくれる。
お客さんが自分ひとりだったので微妙に気まずい。
どれも巨大なめずらしいオルゴールなので面白かった。
この施設は館長の趣味でやってるようなもんだろう。
おそらく、展示してあるオルゴールは全部で数億円はするのではないだろうか?
にもかかわらず、これほど客が少ないなんて、絶対元取れてなさそう。
とりあえず、一通り説明してもらったら、ちょうどいい時間なので、仙石線に乗って仙台に戻り、本日のホテルへ行くことに。

2日目に泊まるのは仙台グリーンホテルというビジネスホテルで、1泊4100とリーズナブルだ。
仙台について、地図を頼りに向かう。駅からは少し遠い。これも安さの理由だろう。
値段が安いので周りが風俗店やラブホ街だったら嫌だと思ったが、周りは普通の住宅街だったので一安心。
大阪の釜ヶ崎(あいりん地区)みたいな場所だったらどうしようかとも思ったが、それも要らぬ心配だった。
いたって普通のビジネスホテル。
建物が古いので多少ボロイが、値段を考えれば十分許容範囲だ。
従業員の対応も丁寧で好感が持てる。

 

部屋について一休みしたら、夕食を食べに出かけることにした。
仙台といえば牛タンの町だ。
牛タンを食べるしかないだろう。
あらかじめネットで調べて利久がうまいらしいという情報を得ていたので、利久へ。

利久の場所を確認したが、昼飯をたくさん食べたのであまりおなかが空いていない。
なので、少し仙台の街を散策することにした。
仙台は西口は栄えているが東口はしょぼい。横浜と同じだね。
巨大なダイソーがあったりして面白い。
ストリップ劇場もあった。行かなかったけど。
適当にさまよって仙台を見学した。
そこそこ栄えた街だ。
さすが日本の首都なだけあるな。
おのぼりさんだと思われないようにしないとな。
飽きたので利久に行ってみた。
頼むのはもちろん牛タン定食(1365円)だ。
同じものでも昼より夜のほうが高いのであまり気が進まないが背に腹は変えられない。
やってきた牛タン定食を食う。

うまい。

これは、うまい。さすが評判になるだけのことはある。
牛タンのクセに厚さが1cmぐらいある。
なのに、軟らかくて牛の濃厚な味わいがある。
うすっぺらい牛タンよりずっとうまいな。
とりあえず仙台に来てうまい牛タンが食えて満足。
おなかが一杯になって満足したのでホテルに戻り、シャワー浴びてテレビ見て寝た。

9月1日(千秋楽)

朝6時半に起きて7時過ぎにチェックアウトした。
そして、仙台駅に向かい利久の牛タンを買い、宮城交通の営業所へ向かいう。
そして、郡山行きの高速バスにのった。
これは1800円なので、電車より安いし、乗り心地もいいからお得だ。
2時間ほどかけて郡山へ。BGMはブルックナーの2番だ。
9時45分に郡山駅に到着したが、驚愕すべき事実として次の東北本線は10時42分だった。
1時間暇だ。
郡山はあまり面白い施設がないので本当に暇だ。
ちょっとうろついてみたが10分で飽きた。
東北の人たちは、東北本線の本数がこんなに少なくてなぜ怒らないのだろうか?
家を出たときにちょっとウンコがしたくなっただけで1時間遅刻してしまうのに。
きっと、新幹線を使わせるための卑怯な手段に違いない。
仕方ないので駅のホームで本を読んで過ごす。
そして、しばらくしたら電車がやってきた。
2両編成のぼろい電車だ。
そして、発車したら私が座った側は日が当たることが判明した。
しかし、恐ろしいことにブラインドを装備していないため、私は日向の苦痛を耐えなければならない。
もはや、東北本線が糞であるということにたいして意義を唱えるものは居ないだろう。
私は東北本線を糞路線と認定しよう。

私はしばらく東北本線に対する怒りと戦っていたが、黒磯に到着して宇都宮線に乗り換えた。
そして、宇都宮で途中下車。
宇都宮で餃子を食べるためだ。
今回私は正嗣みんみんの餃子を食べるつもりだ。
あらかじめネットで印刷しておいた地図を見ながら店に向かう。
地図の書き方が悪いので道を間違えたり、なんどか引き返したりして非常に効率が悪い。
それでも、かなり苦労をして正嗣を見つけ出すことに成功した。
私は、正嗣を見つけたことに対するある種の達成感と共に正嗣へ向かった。
そして、正嗣を目のあたりにして私は信じられない光景を目のあたりにした。

本日休業

私は正嗣のガラス戸に「ウンコ」と殴り書きをしたい衝動に駆られたが大人なのでそんなことはしなかった。
仕方がないので近くの名店、みんみんへ行って見ることに。
13時過ぎだというのにかなり混んでいる。
さすが有名店だ。
一通り味を見たいので焼き餃子、水餃子、揚げ餃子の3種類とライスを頼んだ。
1皿220円(6個)なのでなかなか安い。

  

うむ。まあ、確かにうまいんだけど、感動的なほどではない。
ホワイト餃子の方がおいしいと思った。

とりあえず餃子も食べて宇都宮での目的達成。
帰りの宇都宮線はタダでグリーン車に乗れたので快適だった。
そんな感じで無事家に着いた。

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